平成18年度 (2006 年)福島大学公開講座

2
[名誉教授公開講座]
孤独死を生み出す“孤人主義”の社会としての現代社会
終了しました
期日 平成18年5月10日〜7月5日
曜日 水曜日
時間帯 14:00〜16:00
時間数 16時間
担当講師
福島大学名誉教授
(現奥羽大学教授)
畑 孝一
内容
 現代社会においては、人々が、相互に無関係・無関心の人間関係のもとで生活しており、そこから、誰にもみとられず、誰にも気づかれずに亡くなる孤独死が 生ずる。そのような社会は、1960年代からの高度経済成長による急激な労働力の都市集中によってもたらされた。本講義では、かかる労働力の都市集中がさ まざまな都市問題を引き起すばかりでなく、文化摩擦をきっかけに相互にかかわりをもとうとしない孤立化を生み出す経過を明らかにするとともに、マイホーム 主義と家族の機能の社会化によって、家族関係の解体・金銭関係化をもたらす次第を解明したい。こうした現代社会のあり方は、都市から始って農村にも及んで おり、ともに地域社会を崩壊させてきた。最後に共同と連帯の再生による地域社会の再建についてふれたい。
募集定員 30名
受講料 9,600円
対象者 市民一般
プログラム
(全8回)
5/10 現代社会としての都市化社会
5/24 孤独死を生み出す社会関係
5/31 都市問題と血縁、地縁の希薄化
6/7 地域社会の再生と市街地の活性化
6/14 マイホーム主義と家族の変質
6/21 機能の社会化と家族の解体
6/28 農村の都市化と貨幣経済
7/5 農村の共同体の解体と再建
会場 「街なかブランチ」 (チェンバおおまち 3F)
申込締切 4月19日
備考 ●本講座は県民カレッジ「ふくしま学習空間・夢まなびと」の連携講座(予定)です。
●受講希望者が5名以下の場合は開講しないことがあります。