平成19年度 (2007年)福島大学公開講座

2
[名誉教授講座]
ふくしまの自然景観とその成り立ち
―地域地形学からみる県土の姿―
終了しました
期日 平成19年6月2日〜7月7日
曜日 土曜日
時間帯 13:30〜15:00
時間数 9時間
担当講師
福島大学名誉教授

中村 嘉男
内容
 日ごろ身近に眺めている自然の風景(景観)を地形学の視点から見直してみると、そこに働くさまざまな地形形成のメカニズムや変化のプロセスなどを読みと ることができる。ここでは、地形に関する一般的な基礎知識をベースにして、私たちの生活舞台とも言うべき福島県内の主として地形景観の構成について考えて みる。
 はじめに地形形成過程(営力など)の一般論を述べたのち、県内にひろがる種々の自然地域―福島盆地、阿武隈山地等々―について、その地形構成要素(河成 段丘、扇状地、山頂緩斜面など)を各論的に解説する。とくに注目すべき地形現象(河川争奪、基準面変動など)についてはその地域的影響を指摘して地形誌の 資料としたい。
募集定員 30名
受講料 5,400円
対象者 市民一般
プログラム
(全6回)
6/ 2 地形形成営力と地形発達ー自然景観の基盤としての地形
6/ 9 山地・丘陵地の地形ー奥羽山脈と阿武隈山地を中心として
6/16 盆地・平野の地形ー中通りおよび会津地方の諸盆地の地形群
6/23 河川の地形ー阿武隈川の先行谷、阿賀川・只見川の曲流発達など
6/30 海岸の地形ー相双海岸における幻のリアス、海成段丘、浜堤列、旧海蝕崖など
7 /7 地殻変動と海水準変動をめぐって―海成・河成段丘分布にみる海と陸とのせめぎ合い
会場 「街なかブランチ」 (チェンバおおまち 3F)
申込締切 5月11日
備考 ● 本講座は県民カレッジ「ふくしま学習空間・夢まなびと」の連携講座(予定)です。
● 受講希望者が5名以下の場合は開講しないことがあります。