平成19年度 (2007年)福島大学公開講座

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[名誉教授講座]
「高度経済成長」と国民生活
―「生活の質」の向上をめざして―
開講中止
期日 平成19年10月3日〜11月21日
曜日 水曜日
時間帯 18:30〜20:00
時間数 12時間
担当講師
福島大学名誉教授
中江 好男
内容
 1960年代のわが国経済の未曾有の高度成長とは、一体、何であったのか?この問いは繰り返し問い続けねばならない。何故なら、わが国が資本主義社会で ある限り、企業はつねに自らの高度成長を追求し、国もまた不断に「富国政策」を追求するからである。
 本講義ではまず、私たち一般国民の「生活の質」の維持・向上を願う視点から、国による高度成長政策の展開過程と農村・都市社会の過疎過密問題、および増 大した労働者層中心に初登場した「近代家族」が抱える家族問題を批判的に考察する。次いで、私たちの調査結果に基づき、「エネルギー革命」による炭都夕張 市の「破綻」と炭鉱労働者の運命、成長産業たる電機企業における「ME革命」下の労働実態、巨大コンビナートにおける公害(環境)問題を具体的に考察す る。
募集定員 20名
受講料 7,200円
対象者 市民一般
プログラム
(全8回)
10/ 3
農業政策の展開による農村地域社会の変動
10/10
地域開発政策の展開による都市地域社会の変動
10/17
過疎・過密問題と地域住民諸階層における自治意識の形成
10/24
わが国における「近代家族」の形成・特質と家族問題の諸相
10/31
成長政策としての「エネルギー革命」と炭都夕張の地域・生活変動
11/ 7
福島市における地域産業変動とA電機企業の高度成長
11/14
A電機企業における「ME革命」と労働者の職場生活
11/21
倉敷市水島コンビナートにおける公害問題と公害反対市民運動
会場 「街なかブランチ」 (チェンバおおまち 3F)
申込締切 9月12日
備考 ● 本講座は県民カレッジ「ふくしま学習空間・夢まなびと」の連携講座(予定)です。
● 受講希望者が5名以下の場合は開講しないことがあります。