平成20年度 (2008年)福島大学公開講座

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漢文で書かれた日本昔話
開講取り止め
担当講師
福島大学名誉教授

大久保 隆郎
期日 平成20年9月1日〜9月4日,9月8日〜9月10日
曜日 月曜日〜木曜日,月曜日〜水曜日
時間帯 18:30〜20:00
受講料 6,300円
申込締切 平成20年8月4日(月)
内容
 郷土の漢詩文の徒,熊阪台州(1739-1803)は天明元年(1781),本邦初昔話の漢訳『含餳紀事』を公刊した。おなじみの昔話,桃太郎,花咲 爺,猿蟹合戦を漢文に翻訳したのである。その文章は中国文語文としても,完成したものであり,ユーモアにあふれた文章である。
 福島藩の学問は専ら民間に委ねられていた。熊阪覇陵,台州,盤谷が信達の地に漢詩文の花を咲かせた。台州は自宅の曳尾堂に万巻の書を蔵し,邸宅の一室に 正心塾を開き,商人,農民,僧等と漢文を読み,詩作に耽った。『含餳紀事』は初心者に漢詩文を教授する為のものである。また天明の飢饉には貧民救済に当っ た社会事業家でもあった。
各回のテーマ
9/1
熊阪台州と『含餳紀事』について
紀ニ翁事,紀蟹猿事,紀桃奴事
9/2, 9/3
「紀ニ翁事」を読む
9/4, 9/8 「紀蟹猿事」を読む
9/9
「紀桃奴事」を読む
9/10
「紀桃奴事」を読む(続き)/昔話はいかに伝えられたか
対象者 市民一般,大学生
募集定員 30名
(受講希望者が5名以下の場合は開講しないことがあります。)
会場 「街なかブランチ」 (チェンバおおまち 3F)
備考 ●本講座は県民カレッジ「ふくしま学習空間・夢まなびと」の連携講座(予定)です。
●本講座は第20回全国生涯学習フェスティバル(まなびピアふくしま2008)の協賛事業(予定)です。