平成21年度 (2009年)福島大学公開講座:創立60周年記念公開講座

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ふくしまの自然と生き物を守る
終了しました。
担当講師
共生システム理工学類 准教授
黒沢 高秀
期日 平成21年10月24日〜10月31日
曜日 土曜日
時間帯 9:30〜11:00
受講料 60周年記念企画のため無料
申込締切 平成21年10月16日(金)
内容
 自然保護や生物多様性保全の基礎について解説しながら、担当者が直面し、携わった、福島県内の自然保護や生物多様性保全の2つの問題について論じます。猪苗代湖は1996(平成8)年頃からpHが上昇し、それに伴う水質の悪化が懸念されています。2002(平成14)年に「猪苗代湖及び裏磐梯湖沼水環境の保全に関する条例」を制定するなど、水環境保全について、行政や地元の関心が高まっています。これまでの取り組みで見落とされがちだった水生植物の観点から、猪苗代湖の保全について考えます。福島市水原には日本最大級のクマガイソウの生息地があり、毎年多くの人が訪れます。実はクマガイソウは保全の難しい植物として知られています。生態もほとんど知られていませんでした。そのような中で、どのように保全して行けばよいのか。調査・研究の結果から見えてきた、保全策について説明します。
各回のテーマ
10/24 第1回 猪苗代湖の自然と生物の保全
    -水生植物からの警告-
10/31 第2回 水原クマガイソウ生育地の保全
    -クマガイソウだけ大切にしても守れない-
対象者 市民一般(高校生から可)
募集定員 20名
(受講希望者が5名以下の場合は開講しないことがあります。)
会場 街なかブランチ舟場(旧福島大学職員会館;福島市舟場町)
備考